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京都の小さな歴史を見つける旅

京都と言えば、言わずと知れた観光都市で、
いろんな人がいろんな記事を書いてますね
だから例えば清水寺や平安神宮なんかだと
ドストレートに書いてしまえばどこにでもある凡庸で、
人の言葉の使い回しになってしまうわけです
そんなわけで私が旅先でやってるちょっとしたことを紹介しましょう

名スポットは足元に見たり

さて皆さん、と言うか一般の人は旅行にいくと
有名な観光名所や食事処を目指していかれると思います
至極当然のことでしょう

しかし私は違います
いや、私ももちろんそういうものを目指して旅行はしますが、
それだけではありません
人は目的地を持つと視野が狭くなります
当然ですよね?

だって目的という基点ができてしまうのですから
そこで少し立ち止まって見てください
思わぬところに思わぬ名所があるものです
とりわけ京都は古い町ですからあっちこっちに面白い発見があります
ですのでスケジュールをゆったりととってください
そして目的の場所にいったあとは、
路地裏や神社仏閣の参道を少し離れた山道を歩いてみてください
これが私の旅行スタイルです
その時は必ず鉛筆とメモ帳を持っていきます

先日私は東山のトレッキングコースを歩いていたとき、
道端で半分倒れかけているお地蔵さんを見つけました
失礼して前掛けをめくってみると、なんと江戸時代の銘文が!
江戸時代のものは案外そこら中に転がっているので
歴史的価値があるかと言われればそうでもないですけど、
ちょっと嬉しい発見です
ノートに銘文を写し、スマホで撮影してあとで整理します

〇かつてあった時代の残り香を感じて

お地蔵さん以外だと、神社によくある灯籠とか狛犬なんかも要チェックポイント
ふるいものだと剥落が激しく、ほとんど読めないことが多いです
でも中には誰が、いつ、どういう思いでそれを作ったのか、
ということまで読み取れるものがあります

例えば「天保三年丙丑六月吉日 ⚫⚫村 願主■■左衛門
庄屋様から命を受けて、隣村の五郎左衛門と協力して石灯籠を××明神に捧げ奉る」
というような碑文がけっこうあります
すると「200年ほど前にはこのあたりに五郎左衛門っていうひとがいたのか、
それでこの狛犬をつくったんだな」としみじみと過ぎ去った歴史に浸ることができます
名所となるようなところはどれもそれなりの歴史を持ち、
多くの人たちの目を楽しませてきてくれました

しかし今回紹介したように少し時間にゆとりをもたせて、
広い視野で見渡してみるとより我々に近い庶民の残した
歴史的な遺産に触れることができます
心のふるさとのようなそういう「小さな遺産」を見つけてみませんか?