Uncategorized

歴史博物館・明治村で明治時代にタイムスリップ

愛知県 歴史博物館 明治村

愛知県犬山市にある歴史博物館・明治村は、
日本が大きく変化した明治時代をテーマにした屋外博物館です。
およそ100万平方メートルもの広大な敷地の中には、
明治時代を代表する建物が多数移築されています。
今回はその中でも代表的な建物を紹介します。

帝国ホテル中央玄関

明治村の北側にある帝国ホテル中央玄関は、
昭和42年に新館に建て替えられるまで実際に利用されていた
2代目帝国ホテルの玄関部分をそのまま移築したものです。
帝国ホテルが建築された時代、
日本には海外からの来賓を迎えるにふさわしいホテルがありませんでした。
そのため、明治政府が主導してまさに官民一体となり急遽建設されたのが、
初代帝国ホテルだったのです。

柱の至る所に利用されている大谷石には立体的で複雑な加工がされており、
玄関周辺を見るだけでも当時のモダンな雰囲気を顕著に知ることができます。
玄関ロビーが3階の天井まで一気に広がる吹き抜け構造には圧倒的な存在感があり、
エントランスはこの場所を中心に見事な設計となっています。
2階にある喫茶室で軽食を楽しめば、
まるで明治時代にタイムスリップしたような気分を味わう事ができるでしょう。

北里柴三郎記念館

明治を代表する偉人といえば、北里柴三郎抜きで語る事はできません。
北里柴三郎は2024年に新しいデザインに変更される予定である
新・千円札の肖像画になることも決まり、大きな話題になりました。

医学者であった柴三郎はドイツにおける伝染病の研究を経て
大正3年東京都港区白金へ北里研究所を設立しましたが、
明治村にある北里研究所本館・医学館は、
この研究所の一部を昭和55年に移設したものです。
現在の感染症分野における医学の発展は、
北里柴三郎無くしてはなかったといっても過言ではありません。
記念館内には柴三郎の研究の歴史や実験に使った器具がたくさん展示されています。

〇札幌電話交換局

東京・横浜間の電話開通に遅れること10年、
明治33年北海道でも電話が開設され、札幌、函館、小樽の3都市で
電話交換業務がスタートしました。

当時札幌は草原が多く大火事が頻発していましたが、
非常に高価だった電話の交換機を火災から守るため
札幌近くの石山から切り出された札幌軟石を使用し、
大通り西2丁目に石造りの札幌電話交換局が建築されました。

実際、明治40年に発生した札幌大火では
電話交換局周囲の建物はすべて燃えてしまいましたが、
この建物だけは燃えずに残ったのです。
明治村に移築された札幌電話交換局内では、
固定電話の歴史について詳細に紹介されています。
また電話交換局が建てられていた土地にちなみ、
札幌が北海道の道庁所在地として発展していった
歴史についての解説もされています。